蘊蓄だけでは作品は書けないのだなぁ。

急がば回れ、なのかも。

 今までいろんなモノ書きhow to本を見てきたし、ネットでもそういうサイトを見てきた。何ちゃらの書(描)き方みたいなの。なんなら今も読んでしまう。

 なぜかって、自信がないから。

 いやそりゃ元々がうまいわけでもないし、突出したモノがあるわけでもない。だからそういったモノを頼ってしまうんだけど。
 とにかく書け、最後まで書こう、から、起承転結、序破急、幕間構成、あれやこれや。
 プロットはどういう書き方が合っているだろう、ツールはどれが向いているだろう、設定は、ジャンルは、タイトルは……。
 そんな蘊蓄ばかり気になって溜め息をついてばかり。

 いくつか何箇所か投稿していくうちに、なぁんとなくわかってきたのは、脳内パロディやれるくらいまでキャラが馴染まないと自分のモチベーションが続かないっぽいコト。そしてある程度は絵的なキャラデザが固まっていないのも同様らしい。これは元々が漫画を描いてたせいかも知れない。動かないんだよねぇ。

 でも、最近は漫画描いていないし、今っぽい絵はもうどうしたって描けないから、自分でもなんか違うぞコレ感がすごくて、いろんなところで歯車が噛み合わなくなっていたり。

 それから、どうも二~三万文字あたりでいったん止まる。これ、もしかしたらと思ったのは、昔の投稿漫画を描いていたころの配分なんじゃないだろうかと。人によっても違うだろうけど、イントロからそれくらいのところで投稿用ページ数に達して区切ってしまうんじゃないかと。
 もしかしたら長編向きではない、或いは書き慣れてなさすぎて体力がないだけか。

 とりあえず、相当に煮詰めないとだめなんだな。もちろん他の人たちは更にそれ以上にしっかり煮詰めているんだろうし、自分は思っているよりせっかちで書いてるうちに煮詰まるだろうと見切り発車しがちなのも最近はとてもよくわかってきた。
 だからなんだという話だけども、そんな風なちょっとした気付きみたいなモノも、備忘録的というか反省としても残していかないといけないんじゃないかと最近少し思うのだった。

 そう、投稿だと、だからなに?なんだけど、いいのだ、ここは自分ちなんだから。